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オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座


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オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座

 

2001年からプログラマとして働き始めて、最初はVisual BasicやVisual C++を使っていました。いわゆる構造化言語(C++はまあ違うけれども)を使って開発をしていたのですが、Javaが流行り始めていて勉強していました。Javaは構文に難しいところは特に無く、すんなりと習得できたのですがどうもクラス・オブジェクトという概念がしっくり来ておらず、なんとなく構造体のように使っているだけだったのです。

この本との出会いは2005年ごろ。目から鱗が落ちるを初めて体験しました。コードのサンプルも付いているのですが4章以降はEJBの話なので正直当時は良くわからなかったです。3章までを読んで初めてオブジェクト指向ってそういうことか、と理解しました。これは自分にとってとても大きな体験でした。その後、とある会社の独自Javaフレームワークを作るのですが、この時初めて理解した概念と、その後出会う「デザインパターン」により効率よく仕上げることができました。

今はクラスの概念が普通ですが、きっとしっかりとそのメリットを理解している人は少ないのではないでしょうか。だって知らなくてもうまくいく時代になってきたし 笑。オブジェクト指向をしっかりと利用するといろんなことが楽になります。それを知ることができる良書です。プログラミングを初めて何個かモノづくりを経験した人が読むと良いのではないでしょうか。コピペでペタペタとモノづくりをするだけではなく、よく考えよい仕組みを作りあげるにはベースとなる考え方を知らずには不可能です。10年以上前の本ですが一度目を通してみてはいかがでしょうか。