日々の反省

学んだことをつらつらと書いていきます。

スマートフォンの仕組みを知ろう -スマートフォンはどんな技術で作られているのか?-


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はじめに

突然ですがあなたはご自分のスマートフォンをお持ちですか?お持ちでない方の方が少ないのではないでしょうか。スマートフォンが家の鍵になったり財布の代わりになったり、生活の一部に溶け込んだ存在になってきました。これはこれからもどんどん加速していくでしょう。

一時期前に流行っていた、スマートフォンに似たもので言えば携帯電話でしょう。現在はガラケーと呼ばれ使っている方を見かけることがほとんど無くなりました。折りたたみ型が主流でしたね。懐かしいです。

さて、今回はこのスマートフォンとは一体どのような技術で構成されているのかを知ることで、実はICTを学ぶ上で必要なポイントが多々含まれていることを知っていただきたいと思っています。

スマートフォンは電話?パソコン?

スマートフォンという名前から「フォン=電話」であるとの理解が普通かと思います。しかし、実はスマートフォンを電話として利用するには「SIMカード」と呼ばれるどこの誰が携帯電話のネットワークに繋げようとしているかを特定するためのIDを保存したカードを携帯電話会社から発行してもらい、お使いのスマートフォンに装着する必要があります。

では、このSIMカードを装着していないスマートフォンはどのような扱いになるのでしょうか?スマートフォンの凄いところは、この状態であっても殆どの機能が使える所にあります。使えないのはお互いの電話番号を利用した通話やメッセージのやり取りくらいです。残りの機能は普通に利用することが出来ます。

後日別の記事で解説しますが、インターネットに接続出来れば特にSIMカードは入りません。電話の代わりにLINEやSkypeと言った会話やメッセージのやりとりが可能な仕組みを利用することができます。 スマートフォンには様々なアプリを入れることが出来ますね。これもインターネットに繋がっていれば新しいアプリを入れる事も可能です。ニュースを読んだり、ゲームをしたり、普段スマートフォンを利用する中で困ることは殆どありません。

こうなるとスマートフォンは電話というよりはパソコンの方が近い事になります。逆を言えばパソコンにSIMカードを使った携帯電話ネットワークへの接続と通話、メッセージのやり取りの機能を装備させればスマートフォンと同じになります。パソコンのようなマウスとキーボードで操作するタイプだと持ち運びに不便なので、タッチパネルを利用したマウス、キーボードの代わりになる仕組みを設けました。

スマートフォンを構成している技術とは何か

スマートフォンはパソコンと殆ど同じである事をなんとなく理解できましたか?つまりこれから学んでいくスマートフォンの仕組みを知るとパソコンの仕組みのほとんどを知ることが出来ます。 パソコン パソコンはスマートフォンのような使い方を想定して作られておらず、様々な仕事での利用や他の機器と接続しての利用などが想定されていることから少しだけパソコンの方が出来ることが多かったりします。ただその差は殆どなくなってきたと言えます。

ではスマートフォンはパソコンとは違いどのような使い方が想定されているかというと、やはり持ち運びですね。いつでもどこでもインターネットにつながり、様々なアプリを使って会話を楽しんだり、ゲームで遊んだり、時には仕事もできてしまいます。そのために大きさを小さくしてキーボードやマウスの代わりにタッチパネルを使った操作を可能にしました。

少しだけ掘り下げてICT、情報通信技術という意味ではどのような技術が使われているのかをザクッと考えてみます。ICTの技術には大きくハードウェア、ソフトウェア、ネットワークという3つに分けることができます。これらを組み合わせたデータベースやセキュリティといった領域もあります。また、ICTを利用したシステムを作るための考え方や、今や日本人の教育の中で必須になろうとしているプログラミングという考え方、作業というものがあります。

スマートフォンを知るだけでもこのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、そしてデータベースやセキュリティといった技術を学ぶことができます。もちろんスマートフォンで利用されている技術だからです。まずはハードウェア、ソフトウェア、ネットワークという3つを今後掘り下げていきましょう。

ITを仕事にする上で必要な技術領域がつまっている

長年IT業界で仕事をしてきましたが、これから学ぶスマートフォンの仕組み、スマートフォンを作り上げている技術。これを学ぶことで必要な技術領域「ハードウェア」「ソフトウェア」「ネットワーク」の最低限知っておくべき知識をお伝えできるなぁと感じています。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが「基本情報処理技術者」という国家資格があります。これはIT業界で技術者と活躍する方がよく最初に取得する資格です。この資格の良いところはシステム開発に携わるにあたっての知識を網羅的に学ぶことができる点です。ただ、網羅的であるがために専門家にならない限り覚えている必要がないものも含まれます。これは自身がどの技術に強くなりたいかが見えてきた段階で勉強すれば十分です。

ちなみに自分は「基本情報技術者」の試験は受けていません。ただ参考書を使って網羅的に勉強はしました。今はコンサルティングを生業にしているため深い技術知識はそれほど必要ありません。今振り返るとこの基本情報術者を学ぶことには意味があると感じています。そして仕事で必要になったとき、または自分自身で興味が深くなりもっと勉強してみたいと感じた時にそれぞれの技術領域を掘り下げて勉強してみるのが良いでしょう。まずはそのきっかけとなれるようにスマートフォンを題材にお伝えしていきたいと思います。